5ボールカスケード
ボールジャグラー始まって以来 最初の大きな壁。5ボールカスケード。


基礎の基礎〜トレーニング〜
 だれだっていきなり5個ではムリです。何事も基礎が大事。
それでは段階を追って5ボールカスケードに近づきましょう。

@5ボールカスケードの高さを掴む
   まずは5ボールの高さに体を慣らせます。
  それでは3ボールカスケードを1回1回高く投げるようにして、ゆ〜っくりやってみましょう。
  ちなみに5ボールカスケードの投げる高さは3ボールフラッシュの時とほぼ同じです。

  動画:5ボールカスケードの高さを掴む


A5ボールカスケードのリズムを掴む
   ジャグリングは全てのボールが同じリズムで投げられていないと成立しません。
  それでは今度は5ボールのリズムを覚えます。
  これに最も有効な方法は3ボールフラッシュの練習です。
  先ほど3ボールフラッシュは5ボールと同じ高さで投げられると言いましたが、なんと
  5ボールカスケードは高さ、リズム共に3ボールフラッシュと同じなのです!
  こんなに練習に適した技は他にありません!さぁ早速3ボールフラッシュの練習をしましょう!

   「・・3ボールフラッシュなんか簡単にできるよ」
  と思う人もいるでしょうが、今はトレーニング。肩慣らしです。とりあえずたくさんやっておいてください。

  動画:5ボールカスケードのリズムを掴む


3ボールで練習
 先ほどの「3ボールフラッシュ」以外の5ボールに役立つ重要な技を紹介します。

@3ボール逆シャワー(逆周り)
   実は3シャワーの投げる高さも5ボールとほぼ同じなのです。
  つまり5ボールカスケードを安定させるためには左側からの3シャワーにも慣れておかないといけません。
  コツは、とにかく力を抜いて投げることです。慣れない逆の動きですから、どうしても変に力が入ってしまい、
  すぐに手が疲れてしまいます。
   また、この時は右シャワーの時と投げる高さが同じになるように練習してください。

  動画:3ボール逆シャワー


Aチェイス
   これも5ボール練習の有名なパターン。ボール3個がおいかけっこするような軌道です。
  片方の手に3つ持ち、1・2・3と反対の手に向かって投げます。まずはこの3投だけして全てキャッチしてください。
  また、これも左右どちらからも始められるようにしておきます。
  (この時、5ボールの時の高さを意識して同じ高さになるように投げる)

   この時問題になるのが、なんと言ってもボール3個を片手で持つ方法です。
  私はこのようにして持っています。
図1
   1個目(上)を中指と人差し指
   2個目(右)を親指と人差し指
   3個目(左)を薬指と小指
  で持つ感じです。ボールは上・右・左の順番で投げ出します。
  持ち方は人それぞれですから、私のは一例と考えて、自分が投げやすい持ち方で持つのが良いでしょう。

   このように右手で持って順番に投げ出し、
  そして最後は左手で、右手の時と同じボールの乗り方になるようにキャッチします。
  キャッチのときは投げるときの逆、左・右・上の順番でキャッチします。

  動画:チェイス(最初の3投)


   3投が安定してきたら、投げる回数を増やしていきます。
  右手から順番に投げ、左手でキャッチしたら同じようにまた右に向かって投げ返します。
  この時、右手の3投目と左手での最初のキャッチは同じくらいのタイミングになるはずです。
  これも投げる高さとタイミングをすべて合わせるように注意して投げるようにしましょう。

   これらの技(3ボールフラッシュ・3ボール逆シャワー・チェイス)
  5ボール対策の効果的な練習であると私は考えます。
  この技の成功率の伸びは5ボールの伸びにとても影響があることでしょう。


  動画:チェイス


5ボールで練習
 今までの事が出来ていれば、いきなりボールを5個もってしまってかまいません。

@フラッシュ
   まずは5個をすべて投げて全部キャッチしてみます。これが5ボールの第一歩です。
  基本は今まで十分やっていますから、さほど難しくはないはずです。

   まず右手に3個、左手に2個持ち(逆でもかまいません)投げ出すのですが、
  右3個からの投げ出し方はチェイスの時に練習しました。最後は左手に3個ボールが乗って終わりますが、
  左手で3個キャッチする方法もチェイスの時に練習したので問題ないはずです。


   ・・・とはいっても、「いきなり5個持ったって何も分からない」という人がいると思いますので、
  少しコツを言っておくと、

   ボールが5個だからって慌ててはいけません。
  基本はいままでとまったく同じです。
  まず、ボール5個の状態から、右・左・右と3ボールフラッシュをするように投げ出してみてください。
  すると右手と左手に1個ずつボールが残りますね。
  その2個を今投げた3個に続けて3ボールフラッシュと同じ高さ・リズムで投げ出します。

   言い方は変ですが、「3ボールフラッシュをボール5個でやる」ような感じです。
  すると5ボールの軌道がだいたいわかると思います。

  動画:5ボールフラッシュ


5ボールカスケード
   フラッシュが安定すれば、キャッチ回数を増やす作業に移ります。しかしこの時、
  5ボールフラッシュの成功率が70%くらいになるまでは、ひたすら5ボールフラッシュの練習をしたほうがよいでしょう。

   ここでは5ボールカスケードの全体的なコツなどを書いていきます。


@ストロークを大きくとる
   つまり腕の動きを大きくとるということです。
  みなさんボールをキャッチしたあとすぐに、慌ててそのボールを投げ出してしまうようです。
  これでは、ボールの軌道が不安定になりますし、5ボールのテンポが速くなってしまうので、失敗しやすくなります。
   キャッチしたあと腕を深く沈めるようにして、次に投げるまでの時間を長くします。
  すると余裕ができて軌道が安定しやすくなります。
   そんなに焦らなくても、5ボールは意外とゆっくりしたリズムでおこなわれるものです。


A大事なのは最初の5投
   
最初の5投(5フラッシュ)が上手くいけば、それに続いて5ボールカスケードも長く続くものです。
  最初から軌道がずれてしまうと、初心者は軌道修正なんて出来ませんからすぐに失敗してしまいます。
  記録を伸ばしたければ、とにかく5ボールフラッシュの練習です。


Bやはり基本は3フラッシュ・チェイス?
   
5ボールカスケードは、まるで今自分が
  「3ボールフラッシュ・またはチェイスをやっている」と思ったほうが上手くいきます。
  高さ・リズムをそれらに合わせるように練習するのです。


C真上に投げる
   
5ボールカスケードは上でのボール同士の衝突が怖いので、横の方に広く投げてしまいがちです。
  するとボールの軌道が横の方に広がっていってしまいます。こっちの方がよっぽど怖いです。
  腕が左右に広がって、ムリに取りに行ってしまうので、変な癖がついてしまいます。
  肘の位置は固定して、ボールはむしろ真上くらいに投げるようにしましょう。
  
上での衝突は練習を積んで慣れてくれば無くなってきます。


D左を高く?
   
これは私だけかもしれませんが、チェイスなど左右個別の技は出来るのですが、
  カスケードのように左右同時で行う技の場合、慣れていないせいか左が低くなる傾向がありました。
  なので最初のうちは左を少し高めに投げるように意識すると上手くいきました。
  ・・・まぁこの項目は流してもらってもかまわないと思いますが、一応私の事を話しておきました。


5ボールカスケード


またおまけとして、恥ずかしながらもノットの5ボールが全く出来なかったころなどの動画を載せておきます。

動画:
ノットの5ボールできない頃


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