マジックノット系


マジックウェーブ


 それじゃぁ、マジックウェーブの解説を始めます。

 これはどんな技なんですか?

 マジックウェーブは、「逆ムーンサルト」を少し発展させただけの簡単な技だけれど、
          結構見栄えがいいから、出来るようになりたいと思う人も少なくないわ。

 それじゃぁ、先に「逆ムーンサルト」を練習しないとだめなんだね・・・。

 そうね〜。もしもまだ逆ムーンサルトが分からない人がいたら、
          ここをクリックして、先にそちらの練習をしてくださいね。

           ここでひとつ注意なんだけど・・・。マジックウェーブは、逆ムーンサルトの左バージョンを使います。
          逆ムーンサルトの解説のときは右手でやるほうを書いたけれど、それとちょうど反対の動きになるわ。

 逆ムーンサルトの練習・・・左右どっちもやっておいて良かったぁ・・・。


解説パート


 それじゃぁ、改めてマジックウェーブのやり方を解説していくね。
          最初は逆ムーンサルトと同じだから、投げ上げる直前までの動きをやってみて。

 図1の状態までってことですよね。

図1

 えぇそうよ。そうしたら次は、右スティックを時計回りに大きく回します。
          左スティックに上から紐をかけて、ディアボロに下から紐をかける感じになるの。

図2  図3

 図2では、右スティックから出る紐が、左スティックにかかっているのが分かる?
          図3では写真の赤い矢印の通りに右スティックを動かして、ディアボロの軸に下から紐をかけているわ。

 ・・・この動きには何か意味があるの?

 えーと・・・。図1の、逆ムーンサルトをしただけの状態だと、スティックに出来た輪っかを外したら
          すぐにディアボロが落ちてしまう状態になっている・・・っていうのは、逆ムーンサルトの解説で覚えたよね。
           そこで、今のように 紐を下からもう一度かけたら、輪っかを外した時にどうなると思う?

 えーと・・・。逆ムーンサルトして 紐がかかっていない状態になったあと、また紐をかけたんだから・・・
          結局、元に戻ってるだけ・・・とか・・・?

 その通りよ!
          ためしに図3の状態までいったら、スティックの先を下に向けて、
          左スティックにかかった紐をすべて外してみるといいわ。ディアボロが落ちずに紐の上に乗っているはずよ。


 次・・・といっても、ここまでくればほとんど終わったようなものね。

 でもこれじゃぁ、逆ムーンサルトとほとんど変わらないよ?

 そうね〜。でも逆ムーンサルトと違って最後は、さっきみたいにスティックの先端を下に向けて、
          ディアボロを下に落とすんだけど・・・そこでの動きが少し難しいの。
          ここからは動画を見て感覚で覚えたほうがいいのだけれど・・・一応言葉でも説明するね。

図3

 まず、さっきの図3までいった状態から、自分から見て右下にむかってディアボロを落とすの。
          スティックにかかった紐が外れて、ディアボロが右端までいったら、
          今度は右スティックを左に振って、ディアボロを左端まで持っていくのよ。クロスオーバーのような動きね。

図4

 そうそう、右スティックを振る時は、図4のように右腕が、左腕の下になるように振ってね。
          ディアボロが左までいったら、腕は交差したまま、ディアボロを右上に軽く投げ上げて、
          腕の交差を解いてからディアボロをキャッチしたら、マジックウェーブの完成よ。


 え・・・・あ・・・ あの、どうして右腕が上じゃだめなんですか?

 あ、大切なこといい忘れてたみたい・・・ごめんね。
          図3の状態から、そのままディアボロを落としてみたら、紐が交差しちゃってない?

 ほんとうだ!腕をいつもの状態にもどしたら、紐がクロスしちゃってる!

 その紐のクロスをほどくために、一度自分の腕を交差することで紐のクロスをなくして、
          ディアボロを投げ上げたあとに 腕の交差を解いてまたキャッチするのよ。
          図4を見たら、腕が交差しているから紐はクロスしていないでしょ?
          この状態にするには、右腕は下じゃないとだめなの。

 なーるほどー。相手を変えるには、まず自分から変われってことですねー。

 ・・・・・・・・・。こ、このテクニックは今後よく使うことがあるから、是非覚えておいてね。


マジックウェーブ


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