グラインド系


エッジグラインド


 エッジグラインドは、ディアボロの軸ではない部分を使う、少し変わった技なの。

 エッチ・・・グラインド?

 そうなる?やっぱりそうなる?ノットさんもよく言ってるわ、それ。
          でもこれは、edge(端)で、ディアボロのカップの端を使うって意味よ。

 そういうことかぁ〜。

 ・・・みんな考えることは一緒ね〜。


解説パート


 エッジグラインドは少しコツさえ掴めば簡単な技よ。
          大まかな動きとしては、ディアボロを手前に少し傾けてディアボロを投げ上げて
          右スティックを立てて、先端にディアボロのカップのフチを乗せればいいだけ。

 今回はすごくやることが少ないですね〜。
          でも、どうやればディアボロを手前に傾けるなんてできるんですか?

 やり方を覚えてしまえば簡単よ。
          ディアボロを傾けるには、チャイニーズアクセラレーションを使うのが効率がいいわ。

図1

 いつものチャイニーズアクセラレーションの様にラップして、ディアボロに紐を1回巻き付けてから、
          左スティックを少し奥に出して、右スティックは手前に引いて加速するの。
          これでディアボロが手前に傾くのよ。図1はチャイニーズアクセラレーション中の写真ね。

 どうしてこれで手前に傾くの?

 図1を見ると、ディアボロの奥のカップ(赤)の左側と、ディアボロの手前のカップ(黒)の右側に
          紐が当たっているのが見える?・・・赤い丸で印がしてある場所ね。

           ディアボロの傾き直しの練習で覚えた人もいると思うけど、
          奥のカップの左側を触ると、奥のカップが上にあがるの。
          逆に手前のカップの右側を触ると、手前のカップが下にさがるのよ。
           このふたつが同時に起こるから、奥のカップが上がって手前のカップが下がる・・・
          ってことで、ディアボロが手前に傾くの。

 うーん・・・なんだかややこしいな・・・

 そうねぇ〜。ディアボロの傾き方の理解は、慣れるまでは難しいからね。
          もっと詳しく知りたい人は、2ディアボロの傾き直しの解説を見てみてね。

図2

 最後に、ディアボロが手前に30度くらい傾いたら、投げ上げて・・・
          図2のように、手前のディアボロのカップの内側を、スティックの先端でキャッチするの。

 30度・・・ってどのくらいですか?

 図1くらいの傾きで大丈夫だと思うわ。不安だったらもう少し傾けてもいいかもね。
          それで・・・スティックでキャッチしたら、ディアボロがそこを軸にして ぐるる〜 って回りだすの。
          ディアボロが1回転して、元の位置にきたらディアボロを投げ上げて、紐でキャッチして完成ね。


エッジグラインド(1回転)


 先生〜 さっきの動画だと、チャイニーズアクセラレーションしてないよー?

 そうね、さっきの動画ではスピードループからエッジグラインドをしているわね。
          実は、今後の事を考えてチャイニーズアクセラレーションを説明したけれど、
          ただディアボロが手前に傾けばいいのだから、スピードループでもクロスオーバーでも何でもいいの。

 その場合はどうやってやるの??

 スピードループの場合も、左スティックを奥に出して、右スティックを手前に引くようにすればできるわ。
          クロスオーバーの場合は、普通、右手を左スティックの奥と手前・・・交互に行き来させると思うけど、
          そこを、右手がずっと左スティックより手前を通るように動かしていれば手前に傾いてくるわ。

 とにかく図1の時みたいにディアボロに紐があたればいいんだね!

 そうね。図1のときのように紐を当てればいいだけだから、
          今回の解説では加速技をしながら当ててたけど、わざわざ加速技をしながら・・・じゃなくてもいいということでもあるわ。
          自分でいろいろ応用してみてね。
           最後に、エッジグラインドの半回転バージョンも載せておくわね。
          こっちではディアボロを傾けるためにクロスオーバーを使ってるわ。


エッジグラインド(半回転)

 ちなみに半回転バージョンだと・・・ディアボロを紐でキャッチしたとき、
          ディアボロの回転がいつもと反対になっちゃってるから、そこは注意してね。


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